2010年 12月 関西にある6つの少年院にクリスマスお菓子をお配りしました。
その少年院の中、和泉学園の院生たちからのお礼の手紙が来まして
心に伝わるものが言葉がありまして、送らせていただきたいと思います。
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1, お礼状
アドラムキリスト教会の皆様へ 
                
 
クリスマスにお菓子をいただきありがとうございました。
久しぶり口にしたお菓子はとてもおいしかったですし、僕の正直な気持ちは
僕たちみたいな犯罪少年に差し入れしてくださったことが僕にとってはとても嬉しかったです。
僕みたいな者のため差し入れをしてくれる優しい人たちもいて、そんな人たちを僕たちは
平気で傷つけていたのだと考えると本当に胸が痛いですし、今まで自分のしたきたことに対して
周りの人たちには本当に申し訳ないと改めて思いました。
世の中にはこのように自分たちのことを思ってくれる優しい人たちがたくさんいるんだから
今後僕が社会に戻ったら、絶対に無意味に人を悲しませたり迷惑をかけたりしてはいけないと
思いましたし、ただお菓子を頂いた訳ではなく、そういった事にも気づくことができました。
だから今回お菓子を貰って気がつくこともあったし、ただおいしかっただけではなく、今日は
僕にとっても良い日になり、本当にありがとうございます。大いに感謝しています。
 
 
2, お礼状
教会の皆様へ
     
 
クリスマスにお菓子を頂きありがとうございます。
非行をした僕たちにお菓子を頂けるなんて思ってもいませんでした。
キリスト教というのがあまり僕はわからないのですが、そういうことも沢山知りたいと思います。
お菓子に入っていたカードも読ませていただき、僕は1人ではないのだと思えました。
今までは社会に居れないほどの人間で、親しかった人も非行により減り、もう家族にも捨てられていると
思い、社会復帰しても一人ぼっちだと思い込んで不安なの沢山ありました。
まだ不安などあるのですが、カードを読んで少し気持ちが楽になりました。
最近クリスマスという意味も知りました。行事だから祝うという感覚でしたが、意味を知ることで
今まで以上楽しく祝えそうです。
本当にありがとうございました。
 
3、お礼状
               
(前文省略)

やはり、人は生きているのではなくて生かされているんだなと実感することができました。
また、次のクリスマスには僕はいませんがこのような新鮮な想いを来年も次の世代の人に感じさせてあげることを
心から願っています。
 
4、お礼状
             

(前文省略)

お会いしたことも無い僕たちのためにプレゼントを用意してもらい、僕たちは色んな人から支えられて生きているんだなと
感じることができましたし、僕も人を支えたり、人の役に立てる人間になろうと本気で思うことができました。
僕も人に喜んでもらえるような仕事をしていきたいですし、仕事だけではなく、普段から誰かのためになれたり、
支えていける人になれるようにしていこうと思いました。
 
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沢山の手紙の中の一部分ですが、これからも私たちは頑張って参りたいと思っております。
宜しくお願いします。
 
Lee